センスタイムジャパン広報の西岡です。企画趣旨の説明から中1日しか経っておりませんが、再度の登場です。
アドベントカレンダー3日目の本記事では、センスタイムジャパンがどんな会社なのかを、簡単に紹介したいと思います。
センスタイム(SenseTime Group)は、香港中文大学のマルチメディアラボから生まれた大学発ベンチャーです。画像認識にディープラーニングをいち早く応用し、2011年の創業から今日まで開発してきた独自技術は多方面から高い評価をうけています。
本社は香港で、中国、シンガポール、マレーシアなどアジアを中心に多数拠点を持っており、グローバルに事業展開をしています。
その拠点のひとつ、日本法人センスタイムジャパンは、京都を本社として2016年に開業。5年で合計5拠点(京都府京都市に本社・ラボの2拠点、東京、栃木県宇都宮、茨城県常総市)を構えるほどに成長しました。
センスタイムグループでは「SenseAuto 絶影」という車載向けAIソフトウェアブランドを発表しており、社をあげて車載向けAI技術開発に注力しています。日本法人であるセンスタイムジャパンは、この車載分野の開発をグループ内で主体となって取り組んでいます。
車載向け技術は求められる要件が特に厳しいため、それに耐えうる優れたアルゴリズムの開発が必要です。その難易度の高い開発において、センスタイムジャパンのメンバーは、日々研鑽しあって成果を出しています。
常総市にある、旧教習所を改装して作った自社専用テストコースは、車載事業の開発拠点。実車を使った実験環境として、センスタイムジャパン全拠点の社員が使っている場所です。
そのテストコースの土地に、2021年11月、新しく社屋を建設しました。
建物だけの面積は延べ1045.19平方メートル。(1000平方メートルの大きさを例えると、テニスコート5面分、コンビニエンスストア5〜6軒分くらいの広さ!)写真では伝わりにくいかもしれませんが、大変広い空間です。
社屋にはワークスペース、大小会議室が複数(物理学者の名前がついています)、くつろいだ雰囲気で集まることができるラウンジ、開放感あふれるバルコニーなどがあります。(詳しい紹介はまた別の日に!)
もちろん、開発拠点としてのオフィスなので、ただ「おしゃれ」、というわけではありません。
この写真のワークスペースは、そのままガレージに移動可能な作りになっており、雨の日でも風の日でも、快適に実車に触れることができる環境なのです。
ガレージの車はそのままスロープを降りてテストコースへ出られる導線です。(ちょっと写真が暗いですが、右のスロープから上がった場所がガレージです)
ガレージ内部です!これだけ広いスペースを確保しています。
EV車の充電も可能なコンセントがついています。
実験資材やテストカーをエントランスからガレージまでそのままスムーズに搬入できるように屋根付きの車路も作ってあります。搬入も楽々。
さらに、高性能コンピュータの増設に対応するために変電所(高圧受電設備)も置いています。
よく見たことあるように思う設備なのですが、オフィスでこのような設備を持つのはなかなか珍しいのだそう!
このように、エンジニアもリサーチャも、パートナーのかたも、皆が不便なく研究開発に取り組めるよう設備投資にも積極的なのが、センスタイムの強みのひとつです。
まだまだ書き足りないところはございますが、いかがでしたでしょうか。
少しでもセンスタイムジャパンがどういう会社かイメージしていただけるお役に立てたらうれしいな、と思います。
センスタイムジャパンは、今回ご紹介した車載事業だけでなく、施設管理や高速道路、公共事業、エンターテインメントなど、社会課題の解決につながるプロダクトの開発や提案にも勤しんでおります。
ぜひまた機会があれば紹介させてください。
東京や京都のオフィス見学、常総テストコース見学、在籍社員との交流などのご希望があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。皆様からのご連絡を楽しみにお待ちしております!
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